スキル

Brigade:ハーネス間でツールとメモリを同期し、ローカルファイルでコーディングエージェントの作業記録を一元化

異なるコーディングエージェント(ハーネス)間でツールとメモリを同期し、ローカルの作業記録を 1 つ共有したいユーザーに最適です。利用前には Node.js 22+ と npm を用意し、公式が明示する受動的バージョンリクエストのテレメトリー副作用を把握しておく必要があります。

公式ソース · escoffier-labs/brigade

インストール

npm install --global @escoffier-labs/[email protected]
brigade setup

誰に向いているか

  • 複数のコーディングエージェントを併用する開発者に向いています。複数のハーネス(たとえば時間帯によって別のコーディングエージェントを使う)を切り替えるとき、ツールとメモリが同期し、すべての作業が 1 つの記録を共有でき、ツールごとに記録が分かれて状態が通じない状況を避けたい人です。公式には、コーディングエージェントをどこでも実行し、作業の記録を 1 つ保つものとして説明されています。
  • CLI として提供されます。エージェントは共有記録から準備の整った作業を引き取り、メモリとスキルは MCP 経由でハーネスに提供されます。コマンドラインでエージェントの作業状態を管理し、MCP で既存のエージェントツールチェーンに能力をつなぎたいユーザーに向いています。
  • 作業記録はローカルファイルに保存され、デーモンは不要です。作業データを自分のマシンに置きたい、追加のバックグラウンドサービスを動かしたくないユーザーに合います。複数人での協業やリモートへの配備に対応するかは、公式には記載がありません。
  • 前提条件:npm でのインストールには Node.js 22 以降と npm が必要です。環境が要件を満たさない場合、公式は別のインストール方法を示しておらず、OS 間の差異の有無にも触れていません。
  • 公式は不向きなケースを挙げておらず、対応ハーネスの一覧も示していません。導入前に、自分のエージェントクライアントが stdio 方式の MCP サーバーを追加できるかを確認してください。この点は公式が代わりに確認してくれるものではありません。CLI も実行できず MCP も使えないツールチェーンであれば、現時点で確認できる導入経路はありません。

3 分で最初の試行を完了

  • 前提:Node.js 22 以降と npm を用意します。公式の説明では、利用中に 1 回、受動的なバージョンリクエスト(passive version request)がテレメトリーの副作用として送信される可能性があります。これは公式が明示するネットワーク上の副作用であり、利用前に受け入れるべき前提なので、インストール時に認識しておいてください。それ以外にネットワークアクセスがあるかは、現時点の情報では不明です。
  • 推奨されるメイン経路は 1 本だけです。npm で固定バージョンのパッケージをグローバルインストールし、公式の手順に沿って初期化します。
npm install --global @escoffier-labs/[email protected]
brigade setup
  • 最初の試行を開始する:エージェントに brigade work claim --next --actor codex を実行させ、共有記録から準備の整った作業を 1 件引き取らせます。これが公式が示す中核のワークフローです。引き取りは「準備の整った作業を持ち去る」動作である点に注意してください。引き取り後にその作業が記録の中でどう状態変化するか、取り消せるかは公式に説明がなく、記録に影響を与える操作として扱ってください。
  • まだエージェントに作業を引き取らせたくない場合は、まずローカルで stdio 方式により brigade memory serve-mcp --stdio を起動し、MCP サーバーとしてハーネスに接続して、MCP 経由で Brigade のメモリとスキルを読めるか観察できます。このステップでは引き取りは行われません。
  • 成功の合図:エージェントが引き取りコマンドで準備の整った作業を 1 件取得できた、またはハーネスが MCP 経由で Brigade のメモリとスキルを読めた。brigade setup の具体的な挙動と成功時の出力は公式に説明がなく、コマンドが期待どおりに動かない場合は、まず Node.js のバージョンが要件を満たすか確認し、公式リポジトリで手順を照合してください。

使用例

  • 例 1:複数のエージェントで 1 つの作業記録を共有する。状況:複数のコーディングエージェントを併用していて、「誰が何をどこまで進めているか」を 1 か所にまとめて記録したい。ツールを変えるたびにセッションが分かれ、コンテキストを失うのを避けたい。開始:インストールと brigade setup の後、タスク開始時にエージェントへ brigade work claim --next --actor codex を実行させます。ワークフロー:work claim — エージェントが共有記録から準備の整った作業を 1 件引き取ります。期待できること:その作業が引き取られ、記録はデーモンなしでローカルファイルに保存される。引き取り後に記録がどう更新されるか、全作業をどう確認するかは公式に説明がなく、現時点で確認できるのは引き取りまでです。
  • 例 2:メモリとスキルをハーネスに提供する。状況:ハーネスがタスクを処理するときに、Brigade が維持するメモリとスキルを使えるようにしたい。ツールごとに別々に管理して互いに通じない状態は避けたい。開始:stdio 方式で brigade memory serve-mcp --stdio を起動し、MCP サーバーとしてハーネスに接続します。ワークフロー:memory serve-mcp — Brigade はこのサーバーを通じてハーネスにメモリとスキルを公開します。期待できること:ハーネスが MCP 経由でメモリとスキルを読める。自分のクライアントに stdio MCP サーバーをどう登録するか、接続後にどのインターフェースを呼び出せるかは公式に説明がなく、使用中のハーネスの通常の方法で接続したうえで検証してください。

使用上の境界

  • ネットワークアクセス:公式の説明では、テレメトリーとして 1 回、受動的なバージョンリクエストが送信される可能性があります。これは公式が自ら開示している点です。それ以外のネットワークアクセスの有無は説明されていないため、完全にオフラインのローカルツールとは扱えません。
  • ファイルと副作用:作業記録はローカルファイルに保存され、デーモンは不要です。引き取りは共有記録から準備の整った作業を持ち去る操作で、取り消せるかは未説明です。インストールと brigade setup がシステムにどんな変更を加えるか、公式は項目ごとには示していません。
  • 実行環境とクライアント:npm の経路は Node.js 22 以降と npm が必要です。対応ハーネスの一覧は未確認で、自分のハーネスで使えるかは自分で検証する必要があります。
  • バージョンなど:インストールコマンドは 0.30.0 に固定されており、他のバージョンとアップグレード方法は未確認です。引き取り以外に、作業を追加する方法、全作業の確認、メモリとスキルへの書き込みは、現時点の公式情報では扱われていません。日常のワークフローに組み込む前に小さな範囲で試し、挙動が期待どおりだと確認できてから利用範囲を広げてください。